文京うまれ

自由と知性

周回遅れ

「専門家」と、いうけれど、まる一年真剣にやると、優秀な人ならその分野で偏差値60ぐらいの位置には行ける。

 

内科・小児科:こう看板に書いてある人は小児科のトレーニングは受けてないからなんちゃって小児科なんだけれど、その人自身が優秀ならば開業して数年経つと校医をお願いしても大丈夫なレベルになっているし、普通の人なら永久に抗生物質だけ出すような小児科医にしかなれない。二回風邪でかかって二回とも「念のため」とか言って抗生物質出されたらそれは残念なレベルだ。

 

小児科・内科:これも同様で内科のトレーニングは受けてないけれど、優秀ならば地雷をきちんと発見できるぐらいのレベルにはなってる。ANCA関連疾患だとかそういう地雷のことな。

 

今偏差値60と言ったけれど、医者の中での偏差値60ということで、15%ぐらいの人が相当するけれど、まあそんなものだと思う。つまりその15%の人はある程度勉強さえすれば専門関係なく相当のレベルまでは行く。

 

さて、偏差値40-60の平均レベルの70%のためには周回遅れの知識をある程度抽象化して伝える必要がある。そうでないととてもとても。でもそのマジョリティの70%は声が大きいから、周回遅れの知識を出版したりテレビで発表して振り回したりするので時々うざい。

 

総合内科という分野が取りざたされている。が、現状ではとても無理なのでまずは内科の周回遅れの知識をもう少し簡単に抽象化する必要がある。ぶっちゃけもう英語で教育しろよ、と思うのは教育が楽だから。