文京うまれ

自由と知性

ちなみに宇宙飛行士はムキムキである。

ソースは俺

肉体と頭脳と耐ストレス能力の三拍子そろっていないと出来ないスーパー人間ですな。

「宇宙飛行士目指してます!」という医者がトライアスロンばっかやってたけどちょっと違うと思った。

 

 

さて、宇宙飛行士がISS滞在中にどれだけ運動するかと言うと、

 

改良型抵抗運動器(ARED)で30種類の運動を毎日2時間30分である。(ソース

これでも無重力ではかなり運動能力が低下するけれど最小限には出来るということ。

地上へ帰還後のリハビリは45日間であり、毎日30gの筋量回復として1350gであるから全然足らず、調節能力を復帰させるのがやっとだろう。

 

まさに重力さまさまであることがわかる。ベッド上に横になっていたって、手足を動かすのに数ポンドの抵抗が24時間加わるのであるから。

さて、地上の人間の運動はどうするか。単なる重力の負荷では足りないのは当然だ。ではどのくらいを目安に運動するかというとこれが結構いい加減な指標しかないのが現状だ。現状では加速度の測定しか出来ていないので所謂カロリー消費計算デバイスは「推定値」しか表示することが出来ずしかもこれらは何ら筋肉への負荷を反映しない。

 

ということで、重要な指標として「筋肉痛」を使わせていただいている。

正しい筋肉痛を伴わない運動は、筋肉量が増加する保証はない。将来的にはデータを集積して筋肉痛を伴わずに筋肉量を増加させることが可能になるだろうとは思うけれど。

 

週2回、筋肉痛が生じるような負荷を特定の筋肉にかける。計画的に1週間に割り振る。蛋白質と糖質(笑)も適宜計画的に補給する。異化亢進している時にはドクターストップをかける。異化はアシドーシスなどで判断している。というようなやり方が現状一般的だけれど、細かいモニタリングさえできればブレイクスルーは来るだろう。

要するにポータブル筋電図みたいなものがあれば、その情報を収集すれば良い。現在何が壁になっているかというと、筋電図を収集するための電極だ。使い捨ては環境負荷が大きく、リユーズだと清潔さと耐久性に問題が残る。コストが高ければだれも使うまい。障害が起きた瞬間をモニタリングすることが可能なので、まずはプロスポーツか。