文京うまれ

自由と知性

紹介状を持たずに特定機能病院に行くなと患者に言った。

特定機能病院から無理めな紹介状を持たされて追い出されてくる患者と、

紹介状を持たずに無理やり特定機能病院に突撃していく患者の数は、

ほぼ拮抗している、というかそれをやらないと紹介率・逆紹介率が達成できず年間数億の収入を失うわけだから特定機能病院だって必死だ。(紹介率:50%以上、逆紹介率:40%以上)

 

 

「あのな、あんたが焦って勝手に受診したせいで、(俺の見立てのほうが案の定正しい。患者の発症からのストーリーを展開させ除外診断を羅列するまでは内科の仕事だよ)あんたには何も利益がなかった上に、他の誰かが病院から追い出されたんだぜ?」

 

 

俺らの世代から下(50歳未満)はまともな診療情報提供書を書く。つまり、総合内科専門医をきちんと受験して取った世代ならば、使える診療情報提供書が書けるので間違いなく特定機能病院での評価の精度は上がる。

ただあなた方が接する医者というのは年寄りも多くて今まで診療情報提供書の恩恵を受けたことなどほとんどないのだろうから実感はないのだろうから今回はしょうがないとしても、今後は紹介状なしに受診するのは生きるか死ぬかという場合を除いてやめてくれないか。誰かが病院から追い出されるはめになるからだ。