文京うまれ

自由と知性

カーテン・カーテン

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12698779

ミシガン州にアンアーバーという街がある。デトロイトから西に1時間弱ぐらいである。名門であるミシガン大学があり、学園都市みたいな雰囲気の良い場所である。
日本の企業関係者は何千人もミシガン州に住んでいると思うが、大半はこのアンアーバー付近に住む。日本からミシガン大に留学するドクターもめちゃくちゃ多い。僕みたいにデトロイトに留学する人はすごく少ない。笑

そこからの論文で、日本人女性は米国式の婦人科の内診を好むか、というテーマである。結論としては、大丈夫、というものだ。むしろ日本のカーテンを嫌っている女性も一定数いる、ということ。あれはとても奇妙な習慣だと僕も思う。

男性も内診台に登って診察されることがある。泌尿器科である。膀胱結石になってしまったことがあって、案内されたのが女性と似た内診台だったのでびっくりした。カーテンはなくて、下半身真っ裸で、タオルで隠されることもなくて、知り合いのナースもいて、だだっぴろい部屋で、大きな窓があって、個室でもなくて、人は通るし、正直最悪だなーと思った。自分が婦人科や泌尿器科だったら絶対にこんな診察しないぞ、とも思った。

自分は診察の時に、カーテンで区切った場所ではなくて、個室を好んでいる。乳房のエコーだって、カーテン区切りだったらなんか嫌だなあ。いくら診察費が安いからといって、なんだなかー、な日本の習慣だと思う。