文京うまれ

自由と知性

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

男性のパニック障害がわかりにくい

お腹が痛い、と来院する男性の中に パニック障害の人がいるのではないか、 と思い出したのは最近のことだ。 特徴として、 お腹が痛い、と僕のところには来ないこと。 必ず僕が休みの時に、 お腹が痛い、と救急に駆け込んでいろんな検査で異常がないとされ帰…

プリン

プリンもいろいろあるわけだけれども、 綺麗に作るには沸騰させない温度で温めて冷やし、中に気泡を作らないモロゾフのやり方が一番なのではないか。カラメルのとろみは少ないと言えるが、あの数を、あの均一さで作るというのは素晴らしい技術ではないか。 …

ほうっておくんじゃないよー

胃の腺腫という腫瘍があった男性に来年また検査ね、と言ったんだけど 6年放っておいたので、癌になっていた。 うーん、残念。 組織をつまんでみたら、かなり分化度が高い癌だったから、 内視鏡で取れるかもーと、内視鏡も手術もうまい外科医に紹介したら、 …

手抜き

後期高齢男性がやってきて、耳鼻科から内科に行くように言われたから来たという。検診はどこで受けているのだと聞くと、自宅のそばのK医院の名前を挙げた。耳鼻科から内科に行くように言われた理由は「白い痰」がかなりの量認められたからだと言う。 気管支…

なぜ外来に来たか、を理解する

「今日はどうされましたか?」 という問いかけからはじまるインタビューだけれども、 患者には来院する動機があるはずで、 それを知ることは重要だ。 だって下腹部痛で来院した人がいたとして、例えば女性ならば子宮外妊娠だとかチョコレート嚢胞だとかが思…

6年目からがスタートだ

手術後5年は執刀医がフォローするのが消化器癌のお約束みたいになっている。 でも例えば胃癌の場合に、心臓を診てくれているか、肺の機能は、脳は、大腸は、、、などなど色々穴があるのは事実。 実質6年目からが全身のフォローの開始のようなもので。 「お…

老人の免疫系の破綻

100歳老人の白血球をみて何系統の幹細胞由来かを調べると、わずか1系統であったという症例報告があったと思う。 老人になると免疫系が破綻して、間質性肺炎をはじめ自己免疫疾患が非常に多くなるし、癌など抑えが効かなくてあれよあれよと大きくなる。造血幹…

封緘印

日本橋の榛原(はいばら)で以前買った封緘印をなくしてしまって、 また買いに行った。 なかなか素敵なんです。 こういうの。 榛原に行かなくても、きっと街で売っているし、 Webだとこちらでお求めできます。→リンク 30cmの折り紙用紙を探して榛原に行った…