文京うまれ

自由と知性

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

絶対治らない人々

胃腸には機能性の異常、というものがありますけれど、 例えばお薬を使ったらすごく良くなった、 でもお薬をやめたらまた元に戻った、 というような事がおきるときがある。 そういう場合に、 とても素直な人は 「ああ、自分は消化力が今は足りないんだな。医…

生プリン

信玄餅の生プリンが限定200箱売っている、という現場に行った所思いの外長蛇の列であり、買えるかどうか微妙。みんな2箱ずつ買っているので焦ってしまった。 なぜかブラジル人のご婦人が2名、僕の前に並んでおり「お、こやつ出来る」という気持ちであったが…

文化祭に行った

文化祭で手話クラブの発表(歌にあわせて手話をつける)があって、 アンケートにもっと書きたかったんだけど、 とりあえず書いた感想が、 一つ目の曲の選曲が何が良かったかというと、言葉の繰り返しが多かったことで、 すると手話のことを全く知らない自分…

友人たちから老いについての相談を受けると上手く答えられない

友人たちから 母を診てほしい とか 母の友人を診てほしい とか 良い先生を紹介してほしい と言われる案件が多いんですが、うまく答えられません。 老いの準備、死ぬ準備、人生をたたむ準備をするならば大いに手伝うのですが。 私の哲学を簡単にいえば「何も…

なぜ指示した通りに来院せねばならぬのか

年に1-2度は顔をみる患者だけど、飲むべき薬を飲まず、受けるべき検査を受けず、半ば野放し状態になっているので驚いた。 「なぜあなたは来ないのか」「ぼけたからだと思う」「じゃあなぜ今日来ているのか」「わからない」「冗談を言うのはやめにして、あな…

これで良かったか?

95歳のご老人で認知症がない方なんだけれど、パニック発作のようになって病院に行った、というエピソードがあった。 バランスよく年齢を重ねている方で、家族(息子さん)とははじめて会ったけれど、今回のパニック発作についても病歴のプレゼン能力が優れて…

詐病との対決

胃が痛いという人がいて、 薬を使ってもまだ痛いという。 我慢が出来ないと。 その言い方は詐病的であって、 たぶん心気症である。 今までもずっとその繰り返しだった人である。 それでも律儀に何か見落としがないか、 時間をかけて診察をする。 さて投薬を…