文京うまれ

自由と知性

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

無駄な医療

良く、「無駄な医療」系の本がある。 PSA測定は無駄、とか。 抗生物質は風邪に使わない、とか。 これ、すでにやってる先生はやってる。 素人が知るべきは、こういう先生をどうやって見つけたらいいの?って事だろう。 賢い先生は、自分がやっていることがわ…

診られないくせに抱え込む医者が多すぎないか

窓口に高齢者が来て診て欲しいという。 きちんと主治医がいるのに。 ただ、この主治医たちが責任感がある人々かというとそうではないのが問題だ。 「良くならない時は電話せよ」 「良くならない時は紹介するから来なさい」 これが言えない医者が多すぎる。 …

不安な人の思考回路

「あんたがかかっても大丈夫なのはこの辺ではあそこしかないよ」と精神科医に言われるのは迷惑だけれど、たぶん当たってはいる。 メンタルが弱い人に一番おすすめは「ブランド病院」だ。J天堂とかS路加とか。ホスピタリティが良いし、なにしろ安心感が違うか…

紹介状の日にちが1年も前のものである

患者が持ってきた紹介状の日にちが1年も前のものであったら必ずワケありである。 したがって、初見で「癌だな」と思ってもにっこり笑って患者の訴えに淡々と対応し、絶対に「どうして来なかったの?」とは言わない。 癌のショックを和らげるためには、丁寧な…

ロストテクノロジー

医学にもロストテクノロジーってのはある。 診断術だけれど。 俺はやめるやめるいつも言っていて、病気じゃない患者が来ると「もう2度と診ないから、あとは主治医に頼みなさい」と言う。(遠くから来ようとするので電話で断っても強引に受診する患者もひどい…

救命の鍵

シャーロックを見た。 老人はかなり窒息で亡くなる。自分の目の前で亡くなってしまったのは3名おられていずれも救命は出来なかった。背臥位で嘔吐してしまい、5分気づかなければもうアウトだからだ。年をとると嘔吐しやすくなるのは犬でも猫でも同じで、人間…

主治医

「薬はもらってるが、主治医とは思っていない」 と主張する老人はかなりの数にのぼる。 その医者の実力を信用していないが、(たぶんそれは少し正しい認識) 利便には勝てない、 という事なのだろう。 で、評判の良い医療機関に病気になるとかかる、と。 医…

やぶ医者に相当する患者をあらわす言葉ってないの?

やぶ医者を主治医にしている患者ってみな特徴があるので、 なんか名前があると良いなーと思っている。

セブンイレブンのあのサービスは秀逸なマーケティングになっている

セブンイレブンの「ちょっと気まずいサービス」について - いつか電池がきれるまで というエントリーがあって、読んだ。自分もたぶん同じことを思うかもしれないと思った。 それに対してきっと誰かが返歌を書くだろうと思っていたら見当たらないので、マーケ…

ペットと同じじゃん

自分の飲んでる薬も知らない、血液検査も知らない団塊の世代が来たので(9割がそうだし、残りの1割も全然だめだ)「それじゃあペットと何が違うの?」というと多少むっとしたようだ。 「ペットは獣医を選べませんから」が答えなんだけれど、むっとするらしく…