文京うまれ

自由と知性

あえて名医を避ける

友人のパパ(開業医)が胃癌になったので、バイトグループを組織した。

 

自分を筆頭として医局の中で腕もコミュニケーション能力も一級の連中を5人集めて夜間のみ診療という事にしてその医院をしばらくの間やりくりすることにしたわけだ。

 

そんでお手伝いした数か月の間に患者数を倍にしてお返ししてあげた。もっと働けよ、と。

 

 

 

 

で、なんでそんなことをしたかというと、パパの漢気に感動して、というか。

 

医者ってのは神経質な人が多くて名医探しに奔走する。それ嫌じゃない?自分は嫌。

 

パパはあえて、地元のふつーの病院に入院。案の定縫合不全。生死をさまよって1ヶ月のはずが3ヶ月入院。こーいうの最初から覚悟して入院するって大したものよ。縫合不全を起こすとなぜか再発しないというジンクスを知っててやってるのかもしれないし、名医だと縫合不全起こすと逆切れされて嫌な気持ちになるからってこと知ってるのかもしれないし。

 

そういう人が困ってるっつーときに助けないでどーする、ちゅう話。