文京うまれ

自由と知性

出来る外科医は30ちょいで頭角をあらわす

アメリカの外科医はすごくトレーニングが良くて、

医者になって7年目で一般外科のボード(専門医)が取れるけど、

その頃には100例の手術を執刀しているので一人前と言ってよい。

早い人で33歳でそうなるわけだ。

日本では31歳で、という事になるけれど手術は100例も執刀できないので(簡単な手術でしかメインでやらせてくれない)よほど才能がないと頭角をあらわせない。

 

とはいえ、優秀な(名を残すほどの)外科医を4名、見て思うんだけど。

 

1)大学を出て最初の赴任先で外科部長をハブって自分がメスをふるいまくる。その後すぐに胃がんの名医として知られ、半径50km圏内の胃がんをほとんど手術したメッサーとなる。

2)大学を出てすぐにロボット手術で頭角をあらわし、デモンストレーターとして30代にしてすでに学会の牽引役となっている。

3)ヒラとして赴任した先で部長を無視して内視鏡手術をしまくり、現在では学会のデモンストレーター。まだ40ちょい。

4)名門医局出身だが、やはり赴任先で部長を差し置いてメッサーとなり、学会のデモンストレーターとなる。40そこそこ。

 

という風に、35前にもう部長を凌ぐ技術を持っているわけだ。