文京うまれ

自由と知性

医者にボランティアは無理

うつみなんとかみたいなすごーく自分に自信のない人ですら、

「ファン」てものがついてくると自分が大きくなった気がして、だんだん強いことを言うようになる。医者の場合には実際に収入が大きく発生するのだから、高揚感が大きいだろうと思うよ。

自分は勤務医としてまっとうに医者として働いた場合の収入のMAXまでは行っちゃってると思うから、うつみみたいな高揚感は得られないだろう。これ以上患者が増えても収入は増えないんだからね。でも彼は食えないぐらいに困っていただろうから、今安定した収入があるだけで嬉しいんじゃなかろうか。

例えば匿名でボランティアをする分には良いんだけれど、そうじゃないとあとで必ず仕事が増えるのよね。「先生を慕って来ました」みたいな人が出てくるから。でももう自分は仕事は飽和状態だから、拷問でしかないのね。あるいはボランティアの時間を減らすか。

DMATみたいな期間限定で遠いところに行くようなのは機能すると思うのですごく良いと思うし、国境を越えて何かをするのは良いと思う。

でも、例えば若い人が気軽にNPOなんかで「協力して下さい」って頼んでくるんだけど、それが無理ってのはこういう事情があるわけだ。

 

 

で、ちょっと頭の良い君ならわかると思うんだけど、

英語は最低限出来なくちゃだめで、海外の医者と仲良くなれよ、と思うんだよね。

割りと海外だとね、(むろん海外からも名前が知れると患者が来るんだけどさー)

協力が得られやすいだろうよ、って話だね。

国境を超えてしまったほうが、俺らみたいな職業って余計なプレッシャーがなくて知識的な協力はし易い、ってことだ。