文京うまれ

自由と知性

不条理な病気

自分が医者になったころ、20年後はすごい世の中になると思っていた。

そしたら自分が20年先行してただけで、今もなんも変わっとらん。

変わったのが新しい概念の病気が増えている、という事。

自己免疫、変性疾患、、、特発性で片づけられていた疾患が明らかにされるにつれ、

その細分化や診断の難しさにめまいがする。

 

その不条理さと戦うのが自分の職能なのかなと思っているんだけど、

患者は最初から診断できる医者にリーチできないでしょ。

それって別の不条理だと思うし。

 

2回だ2回。2回受診して、きちんと方向づけできない医者はだめなんだよ。

自分には手に負えなかったら自分より出来る奴に紹介ってのが頭の中にない奴はだめ。

 

患者は患者でたった1回で医者判断するから藪医者をはびこらせてるわけで、反省すべし。