文京うまれ

自由と知性

なんのために塾に行くのだろうか

御三家などに入ると鉄緑会に通うのが普通じゃないか。

ほぼ全員東大に入るわけで、

東大の学習サークルを中学・高校まで年齢を下げたようなものか、

と考えている。

人脈もそこで形成される。

それはそれで良いと思う。

格差が嫌だったら、鉄緑会に入れるべし、だろう。

 

ところで、

御三家の中でも飛び抜けて出来る子供っている。

塾ってのはマネジメントを他人に任せるという場所だ。

例えば数学オリンピックに出るような子が、数学しか出来ない場合には、

(そうじゃない子が数学オリンピックに出る場合も当然ある。これは例えです)

他の教科のマネジメントをする必要があって、

それには塾は必要かもしれない。

でも万能型の場合には、むしろ塾に入れないで、

自分で自分をマネジメントさせた方が良いのではないか、

と思ったりはした。塾だと楽すぎるじゃん。

まあ、下らないノウハウで偏差値が10上がる時代だから、

入り口を確保するためには塾なんだろう。

都市部に住んでいれば、鉄緑会に入れとけば東大くらいは入れるわけで、

わざわざ独学させるのは一種の賭けかも知れないが、

それはそれで将来役立つんじゃないの、と思っている。

よほど自信がないとそんな賭けは出来ないと思うが、

友人の子供、

「お前の子は天才じゃねーの?」

と思うんだけど、かたいかたい着実な人生を歩んでいるので、

なんとなく「もっとはじけさせてみたらいいじゃん」

と思ったりしたから書いてみた。