文京うまれ

自由と知性

書いた方が早い

体のすみずみまで診て、しかも一回かせいぜい二回で終わらせる診療スタイルなので、
必然的に説明が難しくなる。
このため、患者に納得させようとすればたいへんな時間が必要だった。

1) 胃はピロリ菌を除菌して、きれいにしましょう。
2) 胃は除菌の成功率は80%以上ですから、
来年になったら成功しているかどうかを検査させてください。
体重は、すぐに戻ってしまう方が多いのですが、
増やさないようにして下さい。
3)肺癌の検診をお受けになるとよろしいです。
Ka病院で行っているCTでの検診が一番良いです。
レントゲンではどうしても見落としてしまう。
4)大腸ポリープは、Ki病院に紹介予定とします。
数日の入院が必要です。幸い癌はないか、あっても粘膜内のものです。
ですから内視鏡でとることが可能です。
5)エコーで拝見したときに軽度の脂肪肝と、腎臓を見ると若干濾過率が低い印象がありました。普段運動もしていただきたいし、水分も積極的にとってほしい。
6)お尻は、昔裂痔をそのままにしてしまったようで、その部分がすこしいぼになっています。
治療の必要はないように感じました。
7)今はたばこを禁煙しておられて、少し便通がかたくなるのはそのせいなのですが、かわりに整腸剤を使うと良くなりますので、本日処方いたします。
8)たばこをこのまま禁煙できれば、今後の大腸ポリープや、潰瘍の予防にもなります。


くらいの説明をしても患者がほとんど覚えられないため、
目の前でこれをだだだだだっとキーを叩いて、
渡してしまうことにして2週ぐらいになる。
これ以外にも喋ってるが、まとまるし、結局説明の時間が短くなっている。

飽きるまでやれば、たぶんそれをコピペして使い回せるだろう。