文京うまれ

自由と知性

上部内視鏡について

現代人にとっての上部内視鏡検査の意味合いというのは、だんだん変化しつつあるのかもしれません。

胃を見るだけだった、13000円の検査が、
咽頭、食道、胃、十二指腸のありとあらゆる腫瘍や炎症をスクリーニングし、
機能異常にまで迫る武器に昇華しています。

もともとの13000円の価値の検査を受けるのか、
(という意味で経鼻内視鏡は上部内視鏡の正常進化と言えます)
あるいは時としてプライスレスの価値を生み出すか。
それらは患者の能力と運にかかっているでしょう。

ところで能力の高い医師たちは、いつまでこの13000円という値段に甘んじているのでしょう。
彼らは自分たちの生み出している価値が少なくともその数倍に相当することがわかっているのでしょうか。
彼らが気づいていない今が、安く良い検査を受けられる最後のチャンスと言えるのかも知れません。