文京うまれ

自由と知性

権力と反権力

僕が通った高校は、3分の1が東大に行く、という受験校として知られているけれどもビジネスマンになるよりは、官僚になる人間が多い。
一方で芸術家になる人間が多い。面白いでしょ。
そして医者になる人間が多い。これつまらない。
マスコミも多い。正統派からこじらせた奴まで。
一方ほぼ全員が英語を自在に操れる、という事で知られる高校でもある。
一時期は半分ぐらいが外国にいて、相当数はこのまま帰ってこない。
先生に外国人が多かったからだと思う。
今は外国人はいないので、
外国視点の偏見みたいなのを学ぶ機会が失われたのは少し残念。
ビジネスマンになる人間が少ないのも残念。そういう情報に欠けるので。

どういう人生を選ぶのか、
分岐点が中学ぐらいにあるような気は確かにする。
権力をもつのかもたないのか。
決められないのは先生と呼ばれる職業につくのが無難か。
でも昔の医者の話を聞くと、
革命のパトロンになってるのは医者が多かったりする。
野心を持ってるけど自分じゃやりたくないのが先生になるのか。
なんとなく頷ける。

中学は確かに重要な時期じゃなかろうか。

小児科が担当するのは14歳まで。
15歳からは内科が担当。
大切なそれまでの教育を「先生」に任せてしまうのはどうなのかな、っていうのは思うけど「家庭」に任せるとそれこそ格差がついていくでしょう?
任天堂っていう名前はなんでも天に任せるって事だろうと思うんだけど、
それもなんだかね。

小児科医の中には、かなり教育に介入していく人達がいる。
校医、という立場でなんだけれど、
これはかなり地域の状況を改善する手助けになるようなんだな。
もう一度人生やり直して世の中に自分が関与するんだったら、
小児科だったかなーと思ったりはする。