文京うまれ

自由と知性

6年目からがスタートだ

手術後5年は執刀医がフォローするのが消化器癌のお約束みたいになっている。
でも例えば胃癌の場合に、心臓を診てくれているか、肺の機能は、脳は、大腸は、、、などなど色々穴があるのは事実。

実質6年目からが全身のフォローの開始のようなもので。

「おめでとうございます」
「ありがとうございます。実はお薬、処方箋はもらったんですけど、まだここにありまして」
「リパクレオンですか。要りませんよ」
「そうですか、結構高いんですよ」
「半年分で7万以上ですか。結構しますよね。要りませんよ。代わりは僕が出しておきますが、それだと値段が12分の1ですし、食べ過ぎたときだけ飲めば良い。だって下痢しないでしょう?」
「しません」
「ということで、あらためてよろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」

リパクレオンよりも、値段が12分の1のタフマックのほうが優れている、というと製薬会社にいうと怒るけど、腸溶カプセルになってるリパクレオンは、残胃で効かないので患者の症状を全く軽減させないということを知らないのは外科医の不勉強にすぎないしメーカーは口をつぐんでいる。