文京うまれ

自由と知性

無駄な医療

良く、「無駄な医療」系の本がある。

 

PSA測定は無駄、とか。

 

抗生物質は風邪に使わない、とか。

 

これ、すでにやってる先生はやってる。

 

素人が知るべきは、こういう先生をどうやって見つけたらいいの?って事だろう。

 

賢い先生は、自分がやっていることがわかっている。

 

1)自分の医療は他の医師からやっかまれる。

2)賢くやればやるほど、やっかまれる。

3)お金を使わずに上手に診断・治療をすればするほどやっかまれる。

 

したがって、地下に隠れる。

 

賢い医療というのは、日本の人には異質にうつるようだ。

どうして薬を使わないのか(必要なときには使いまくります)、検査をしないのか(必要なときにはしまくります)、こいつを患者に説明するなんてほんと面倒くさい。

いわゆる「自然系のバカ」(薬をまじに使わない連中)との違いがどうも素人さんには微妙で見分けづらいらしく。でもそこを間違って欲しくはないので、そういうバカに引っかかるなよ、と教育しなくちゃなんない。

ほんとばっかばかしいと思いながらも、これも医師の仕事だからなあと自分を納得させて続けているわけだけれども。