文京うまれ

自由と知性

コンサルテーションは全員必要じゃないのか?

平均的な医療のレベル、というものは俺にとってはちょっと頼りないようにも思える。

単純な病名がつけば、あとは標準的な治療でいけるからそれで良いが、その道筋を作ることが出来る実力の持ち主(医師)はそれほどは多くはない。

 

 

つまり、

治療をする医者は、まあ、ぶっちゃけ、誰がやっても、平均の腕があればそうは差はつかないだろうと思う。

 

 

しかし、診断にはEBMもへったくれもないので、

多少複雑になると、全く的はずれな事をやってる医者が多い、とうのは事実としてはありそうだ。

 

 

俺のところに来る患者さんの話を聞くと、「ちょっとまって、肝機能障害があって、それも問題なんだけど今まで何も言われてないの?」というような事がよくある。NASHで肝臓がん、なんてのがそう。

 

 

来院した時になんの資料も持ってこない患者さんもおバカさんだなあと思う。俺は全部の分野について満遍なく浅い知識は持ち合わせているタイプの医者だし、それらをつなぎ合わせられるかもしれない希少な経験をするかもしれないのに、それを自ら放棄する患者がとても多いことがまず一点。それから俺に受診するまでもなく、全然間違ってんだろ、というような事が多いってのが二点目。それらの理由から、受診の前に一回コンサルティングがあったほうが良いんじゃないかと思うことはある。