文京うまれ

自由と知性

患者と関わるかどうか

自分は患者とプライベートで関わるのがどうもだめで、

ほんと悪いなあと思いつつも、すべてのものを断っている。

いつか増田に「患者が何かもってくるのが嫌だ」って書いたら、「そんなわけがない」みたいなトラバがついていて、

いやほんと、死んだ人からはお礼はもらうけど、

生きている人からはもらわない主義なんで、

お前みたいな汚い心とは違うんだ、って書いてやろうかと思ったけど、

やめておいた。

 

ところが先日、

セレブの患者さんとニコニコ写真を撮っている先生とか、

そういうのをあまり隠さない先生とか、

テレビでも隠さずに話してる先生とか、

そういうのを見て、考え込んでしまった。

 

というのは、患者さん側がとても楽しそうだからだ。

もしかして自分の患者さんたちは、

すごく辛いんじゃなかろうか、と思ってしまった。

というのも主治医が孤高の人、みたいな感じであったら、

確かに不安になるかもしれないなあ。

「いつか先生どっかに言っちゃうの?」

ってそういえばいつも患者に聞かれる。

休診のお知らせなど出そうものなら大変だ。

 

「自分の名前は検索すればすぐ見つかるんだから」と言うんだけど、

それじゃあ不安も取れないか。

 

何か持ってきたら「ありがと」って言うのも大切なのかもねえ。

それでもやっぱり、苦手。素直にありがとって言える人になりたい。

 

ちなみに某病院は患者からもらうお金が多いから医者は薄給なんだと院長(自称日本を代表する名医)が言っていてほんと腐ってると思った事があります。医者にお礼をするかどうかについては自分は良くわからない。患者には「俺が激務でかわいそうだと思ったら、あなたは何が出来る?」って聞いてます。するとお金じゃないってことはわかるらしい。毎回の外来でちゃんと順序立てて整理して話せるように、メモを書いてもってくるとかそういう患者が可愛いのよ~って話している。