文京うまれ

自由と知性

患者が感謝するのは時間である。

某聖路加病院出身の先生が

「一に親切、ニに親切、三四も親切五に親切」

と仰っていて、いや全くその通りです。

 

割りと難しい医学パズルを解いて診断がつき、患者に説明している時に、

その謎解きに感動する患者はほとんどいなくて、(医療ミステリみたいなのにね)

「時間をかけて説明してくださってありがとう」

と言う。

 

CPCなどの謎解きは得意だから、むしろ一元的にきれいに説明できた事を褒めてほしいんだけど違うのよね。患者は手間に感謝をする。

 

患者の訴えだけを聞いて、「あ、わかった」みたいな顔はしちゃだめ。簡単に解決しては患者さんの魂が癒やされないのだ。一緒に悩んで(追体験をする)そしてなんだろーと考えて、こういう情報が必要ですよね、と言いそれを見出して、「こういう解釈をしてみたが、どう思う?」ぐらいの言い方で調度良いのだ。