文京うまれ

自由と知性

小児について

小児を診てくれと言われることも多いが、基本的にはお断りしている。

 

来院に至る順序が間違っているからだ。

 

小児科を標榜していても、小児を診るレベルに達していない医師は多く、その見分け方は簡単で、患者の症状で何か困った事があったときに高次施設に知り合いがいるかどうか、だけである。高次施設とは基幹病院、大学病院、各専門病院などの事である。

 

投薬内容を一瞥すればわかるのでお薬手帳は重要である。

 

「かかりたい」

お薬手帳みせなさい、あ、この先生は小児科は専門とは言えません。まずO先生かS先生にかかりなさい」

「元はS先生にかかってたんですが遠いし混むので」

 

と、そんなもんである。世の中医者不足なのである。優秀なのがすぐに見つかると思うなよ。(あと10-20年待てば医者余りになるので優秀なのが簡単に見つかるようになる。子供を授かるにはいい時代かもしれない)