文京うまれ

自由と知性

マネ

初見でどのくらい人の真似が出来るのか。

というのは一種の才能なのか、努力でなんとかなるのか、悩んでいます。

いろいろな手技を見せて、「やってごらん」と言いますと、

ほんとにデタラメな人から、かなり良い線行ってる人まで。

この注意力の差というのは、どうしようもない差になってきますが、

(なぜかというと、教育費用が段違いだから)

ただ努力でこうした才能が伸ばせるのなら、伸ばしてやりたいとも思います。



バレエという舞踊がありますが、

振り付けに対して、ルルベとか、アンオーとか、楽譜のように言い表すことが可能です。

そのような用語も、あるいは音楽における楽譜も、マネの才能がない人へ向けた、

一般化への道筋で必要に応じて発生したものなのでしょう。



我々の世界でも、基本的な手技に対して名前はつけますが、

体系化されておらず、

またごく基礎的なものを除いてそのトレーニングが学生時代に行われていないというのは、

医療がいつまでたってもバラバラであるという理由のひとつなのでしょう。