文京うまれ

自由と知性

主治医であるということ

うちの患者さんの半分ぐらいは
受け入れが悪い人々です。

要するに、「医者嫌い」って奴。
調子悪いときは来る。
検査は嫌々受ける。

近所の人はたいていこんなです。
それが良い。

遠くから来た人に教祖みたいにあがめられるよりも、
近所の人が嫌々やってくる方が普通じゃない?

私はものすごくグウタラですが、カルテだけは書く。
オーベンだった女医の齊藤先生から怒られて、書くようになりました。

今日、その受け入れの悪いHさん、クレーマーのHさんの内視鏡をしたんだけれど、
胃潰瘍瘢痕がありました。ええ、ばっちりとね。
「思い当たる節はない」なんて本人言ってましたけれど。

インプラント入れるときにたっぷりロキソニン飲んで、むかつくとか言っていたのは
ちゃんと記録していましたから。

本人以上にわかるってのが主治医ってやつですね。
あ、その後またクレームの電話かかってきましたけどね。笑