文京うまれ

自由と知性

ある意味平等→皆保険制度

で、アメリカで思ったのは、

その乳がんの診断、検査、治療システムのチャージは200-300万円ぐらいだと思うけれども、

日本だとそれが30万円にもならないということ。

心臓だと1000万円ぐらいのチャージになるけれど、日本では150万ぐらいかな。

抗癌剤だけは値段が同じで、新しい薬だと1年あたり2000万円ぐらいが常態化している。

だから日本での抗癌剤の値段は突出しているわけね。

それは抗癌剤に対するイメージを悪くする一因にはなるわなあ。医者の手技の取り分が1000万円で、それが出来ない時に薬が2000万円っていう値段のつけかたの一部だけ持ってくるわけだからね。



医者は高給取りだという世間の見方があって、それはたいしたスキルもない開業医がベンツに乗ってる現状からすればやむを得ないと思う。つぶれそうなクリニックですら、食ってはいけている。そんなのビジネスとしては本来おかしいはずだ。アメリカでは病院の倒産は普通だし、大学病院なんか西部は何割かつぶれたんじゃないか。

ブラジルとかインドは国家として信頼出来る薬を安く提供することには取り組んでいるように思う。日本はアメリカの属国である関連で、軍事と医療で毎年兆円単位のお金を上納しなければならないからわざとジェネリック政策もグダグダになってる気はする。


皆保険制度に邪魔な、高額な薬代はアメリカでは保険の外側にあって、好き勝手やられちゃっていたけれど皆保険になるとそのあたりがどう変化するのかは注目して見ている。

アメリカが皆保険になると、日本には良い話が出てくるかもよ、って話。