文京うまれ

自由と知性

割合最近多かったこと

割りと最近多かったことが、
外来で患者さんが泣いてしまうことだったんですね。

胃腸の不調を訴えて来院するんだけど。

昔の僕だと、まあ型どおり先に検査するわけですね。
で、異常がないですよ。
心につっかえるものがあったりするとそれが原因かも知れませんね。
まずはお薬で。
という流れになるわけです。
患者さん、あんまり泣く人がいなかったですね。

最近はまあ、検査が面倒っていうかですね、
話を先に聞いて、
「会社がつらいの?」
「おうちでつらいことあるの?」
って口が滑っちゃうわけです。
そうするとそこで泣いちゃうんですね。
この流れだと、話の内容を聞かざるを得ないんですよ。
僕も素人じゃないんで、
良いんだけども、
先に検査しておけば良かったなあってちょっと思ったりします。

面白いことに、
待合室では患者さんはめっちゃ明るかったりするわけですね。
スイッチが誰にでもありまして、
その悲しいスイッチをわざわざ内科の外来でオンにしちゃうことも
ないのではないか、
などとも思いますが良くわからないです。

みなさんはどうですか。
とりあえず検査しにきてるわけですよね?
あるいは薬さえ出してくれれば良いんでしょ?
それで終わるのと、

「あら~それは辛いでしょう。何に悩んでるの?」
って聞かれて泣かされちゃうのとですね、
どっちが良いのか、って事です。

基本的にどっちのパターンでも患者さんのリピート率は高いです。

ティッシュは常備するようになりました。
「はい、どうぞ」って出すのもようやく慣れてきた。