割と良くある風景(逆流性食道炎)
比較的強い逆流症状を訴える若い方が受診
「きっかけはなんでしょう?」
するとわからない、という方は少なくて、飲み過ぎだったり食べ過ぎだったり様々である。
そして胃の動きが悪くなったときに、胃酸が逆流しやすいこと。
胃酸は、基本的に「きれいな胃」から沢山出る事。
食道は胃酸に大して防御が出来ないので症状が強く出てしまうこと。
こういう状態を「逆流性食道炎」と呼ぶこと。
などを説明し、その他の病歴などをインタビューする。
診察をして、Type4の胃癌がないことを確かめます。(Type4の胃癌とはスキルス胃癌の事で、診察で容易にわかることが多いのですが、逆流性食道炎と誤診されているケースがあります。診察をおろそかにするからです)
胃が動いていることを確かめます。
そのきっかけが改善するまでどのくらいかかるでしょうね。
時間がかかりそうですか?ならば胃酸を抑制する治療がありますよ。
製薬メーカーは、原因治療をしないで、胃酸を抑制する薬だけを飲むようにプロパガンダしてますね。
本末転倒で馬鹿馬鹿しいことです。
薬は確かに役立つのです。でも、使い方は自分たちで決めて良いのですよ。
上手な使い方は、あなたが探したり、僕らがアドバイスしたり、です。
そうするとお薬は不要になる方が半分以上です。
さて、僕の見立てが正しいかどうか、胃カメラを受けてみる、という方法もまた良いでしょう。
あなたも安心されるかも知れませんね。
検査は苦しいものではありません。鎮静剤を使わせて下さい。食道を良く見るには、鎮静剤は必要なのです。
先にお薬を出しておきましょうね。予約は受付でしています。
そして検査を受けたい人は受けます。
十二指腸潰瘍が隠れている場合があります。ピロリ菌感染がある方です。
その場合、症状は逆流性食道炎そっくりだったりします。
その時には検査を受けず、何年も経ってから検査を受ける方もおられます。
それはそれで良いと思います。
胃カメラを受けずに胃酸分泌抑制薬だけ欲しい・・・という患者さんは当院にはいらっしゃいませんが、
いらしたら処方を断わるだろうと思います。