文京うまれ

自由と知性

徹底的に

ご老人が
「徹底的に検査して」などと仰ったので、
「そんな危険な事をしてなんの意味があるのですか?徹底的にやったら命にかかわりますよ」
という話をして、
「出来る事をひとつひとつ」というところまで
妥協してもらった。
さらに今後「今元気なら、いいじゃない」という程度にまで妥協して頂く予定。

またもうひとりのご老人が、
「安心して死ねない」と仰るので、
「将来苦しむ病気については、すでに2年前検査してあるのであなたは苦しんでは死にません。お迎えが来るまでお元気で」という話をして主治医に帰した。
これで神通力が2年ぐらいは持つはずだが、こっちとしては腹を触って話をするだけで長い時間居座られたのではちょっと困るんだ。その辺りの空気を家族に読んで欲しいとは思った。本来は深刻な病気を素早く診断し、救命するのが得意なので。