文京うまれ

自由と知性

新しいモダリティ

モダリティは「検査の種類」をあらわす言葉です。なかなか日本語にしにくい。
MRIとかCTとか内視鏡とかエコーとか、それぞれ特定の検査の種類を示す言葉なのでそれら検査を表す単語をモダリティと呼ぶのです。

モーダルというのはたぶん関係があって、コンピューターの画面上の特定の領域であるとか、ゲームなんかでも一定の面積を持つ陣地を表したりします。要するに規定された範囲を示すというような感覚らしい。

新しいモダリティが出てきた、というような日本語を使ったときには、それは「新しい概念の検査が発売された」みたいな意味です。ただ、既存の検査の拡張というような場合には微妙です。fMRIとか3Dマンモグラフィは既存の検査の延長線上に存在する。それでもかなり革新的だなと思える検査が出てくるとワクワクするものです。

現在我々がモダリティとして認識しているものは以下のとおりだけども、数が多いマンモグラフィはCRから分離。3DマンモグラフィはCRではなくてDXに近いです。

BI 生体磁気計測装置 (Biomagnetic Imaging)
CR コンピュータX線撮影装置
CT コンピュータ断層撮影装置
DG 近赤外線透視装置 (Diaphanography) 
DX X線透視装置 (Digital Radiography) 
EM Modality of type Electron Microscope
ES 内視鏡 (Endoscope)
GM Modality of type General Microscopy
LS Modality of type Laser Surface Scan
MA 磁気共鳴血管画像 (Magnetic Resonance Angiography,MRA) 
MG マンモグラフィ (乳房X線撮影)
MR 核磁気共鳴画像
NM Modality of type Nuclear Medicine
PT ポジトロン断層撮影装置 (Positron Emission Tomography、PET)
RF Modality of type Radio Fluoroscopy
RG Modality of type Radiographic Imaging (conventional film screen)
RT Modality of type Radiation Therapy
SM Modality of type Slide Microscopy
TG サーモグラフィ (Thermography)
US 超音波検査装置 (Ultra Sound)
VL 光線治療器
XA X線血管撮影装置