文京うまれ

自由と知性

電話

「健康診断的なものを受けたいのですが」と電話がかかってきました。
「健康保険証は国保ですか?」
「そうです」
「ご住所はI市ですか?」
「そうです」
「ならば6月中に青い封筒で特定検診受信券が送付されているのでそれで検診をお受け下さい」
「早急に受けたいと思っておりまして、血圧など」
「血圧がご心配と言う事ですね?」
「はい」
「ならばまず、血圧がご心配になった理由、そして血圧を測定した結果があると思いますが、それらをどこの開業医でもかまいませんからおかかりになってお話し下さい。それで適切に検査をしていただけます」
「先生にかかっちゃいけないんですか?」
「ご住所はどちらでしょうか?」
「・・です」
「Y先生とかS先生がお勧めですが」
「先生が良いと伺ったんですが」
「話は丁寧に伺いますが、とにかく混んでいまして、よほどの病気でないと待てないのではないかという懸念はあります」
「混んでいるとは伺っています」
「むろん覚悟がおありであれば、やぶさかではありません」
「・・・いずれお世話になるかもしれませんが、その時はお願いします」
「ではいずれ」

という感じで潜在的な患者さんが増えていきます。
悪印象ではないでしょう?
本当に困ったらどうぞ、本当に困ったらどうぞ、って患者さんを断ってるので、

本当に困った人だらけで、失敗しちゃったかな~って後悔すること多し。