文京うまれ

自由と知性

時間

脳腫瘍を発見するためには、過去と現在、二回の頭部CTの差分をとれば飛躍的に精度が高くなる。

人間の能力をはるかに超える診断能力があるのだそうだ。

問題は、正常な自分の脳CTの情報を誰もが持っていないことでして。笑



ということで、患者には現在の情報をなるべく保管せよ、未来との差分を

(差分だけではない新たな解析方法が出てくるかも知れないけれど)

活かすために、と指導中。



もともとCRなんて、そういう分析が簡単なはずなんだな~。

生かしきれてない感じがする。

さて、この時間の差を、年単位から秒単位に変えても面白い情報が得られる。

今自分がやっているエラストグラフィーなんてそれだ。



まあとにかく、静止した情報を頼りに何かを診断するというのはお馬鹿がやることだ。

時間の概念を取り入れ、コンピューター化することで医療は人智をはるかに超えうる可能性があり、

注目はしてるんだけど、自分でも良くわからない。