文京うまれ

自由と知性

飽きるかどうか

「先生医者何年?」

 

「○十年になります」

 

「もう飽きたでしょ。同じような患者ばっかで」

 

「ふふ」

 

「やっぱりー、もういい加減楽に生活したら?」

 

「ふふ」

 

 

 

 

 

ほんとありがたいことなんだけど、他院でわからなかった、という患者ばっかり来ると、半分は精神が壊れそうでその修復に勤しまなくちゃいけないのは確かなんだけど、残りにものすごいレアな疾患があるので、そういう意味では全然飽きません。

 

漢方の先生のところにもそういう人が来るっていうけど、自分で診断するダイナミズムはあんまりなさそうではある。ただ、東医の仮面をかぶって実は西医っていうやり方は患者集めという点では面白いかもしれない。