文京うまれ

自由と知性

人生とバトン

外来が人生相談みたいになっているが、それも年をとったせいか。

 

子供を授かるという事は次世代にバトンを渡す、という意味と自分は考えているけれど、それは他人を教育したりすることも違いはないので、子供がいる事にこだわる必要はないのではないか、と言うとほっとしたような顔をする人が多い。

 

(結婚してみたものの、妊娠についての考えが夫婦で異なる場合は多い)

 

どうしても「自分の子供を」という人はいて、それが生物としての本能に近いのかもしれないが、彼らの心の中も複雑なようで、どうして自分の遺伝子にこだわるか、という事は言語化出来ない人が多いように思う。本能なら本能で良いのであるけれど。

 

自分は今はAIにバトンを渡すべく動いている。それはそれで意味のある事だと思うので。