文京うまれ

自由と知性

痙攣している腸

痙攣性便秘という状態がある。

腸が強く痙攣しているが、順方向に動かないため便秘になるのだ。
 
下痢ばかりしている人とは紙一重と言える。腸の動きが順方向になっているか、そこ場所だけにとどまっているかだけの差だから。
 
年をとるとS状結腸に憩室が出て来てなおさらやっかいである。
 
センナを使って悪化させているのはこのタイプだ。
基本やや便通やわらかめでコントロールするのが良く、整腸剤、水溶性食物繊維、オリゴ糖、水分、塩類下剤、運動などと、その日のコンディションを考えて逐次変化させていくと良い。
 
考えればコントロールできそうなのだが、先を読んで薬や食べ物etcで調節する必要があって、年配者にはむりがある、というかそれが出来ないからこういう腸になるのである。
 
訴えばかりが結局多くなり、セルシンとか、ソラナックスを処方されてしまうのがこのタイプ。
 
ところが困ったことに本当に憩室炎を起こしたりする。それがさらに事態を悪化させるのである。お気の毒とは思うが、受診の仕方も後手後手なので対症療法しか出来ずに終わる。
 
 
 
どういうわけか緑内障とされている人が多く、眼圧も上がるのだろうか、と気になっている。
 
 
 
症状を先回りするアプリが開発できればよいが、生活のリズムを自分でつかみ、自分で解決するのはハードルが高い。まだ若いみなさんは、今から痙攣性便秘にならないようにしておいて欲しい。