文京うまれ

自由と知性

きれいな世界

年をとると暴言や暴力がエスカレートする人々がいるが、
医者の前でだけおとなしくなるので問題が露呈しにくいのです。

レビー小体型認知症では特に顕著ですが、
他の認知症でも暴言は多いです。

人間とはいったい何か、という事に関して
人類はかつてない壁にぶつかっている気がします。
老人の人格を尊重しすぎて嫁の人格が壊れてしまったらそれは悲劇です。

偉い哲学者達はこういう惨状を見たことがないでしょう。
これから議論されるかもしれないがどうなのだろう。

医者というのは守られたきれいな世界で生きている、
という印象が医者になる前からあった。

確かに守られていないと気が狂ってしまうかもしれないが、
現実を見ればその問題をもう少し早く解決できたかもしれないと思うことは多いので、

家にはこういう問題があるということを、
包み隠さず医者には話してほしいと
思うことが最近増えてきました。

(終末ケア・介護に関して医師が発信する情報にリアリティを感じないのは、自分はこういう問題の仲介に立つことが多くて疲れてしまうからで、少しはケアマネージャーとかソーシャルワーカーの気持ちがわかるからでしょう)